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工房紹介

FLADE

Werkstatten Flade
所在地
Olbenhau
工房主
Kerstin Flade-Drechsel
設立
1990年
スタッフ
13名(2019年現在)

工房には設立当時から在籍しているスタッフも多く、熟練した技術と細部まで目の行き届いた丁寧さが、作品の持つ力になっていると感じます。
カタログやサイトで度々目にする「Kleine Kostbarkeiten=小さい宝物」の言葉通りの逸品です。

デザインはすべて工房主であるケアスティンさんの手によるもので、新作のアイディアが固まるとまず一週間かけて、工房内全員で研修し生産に取り掛かります。

ケアスティンさんは、年の離れた姉と兄のいる末っ子。
デザインを考えたり仕事のプランを練るのは犬の散歩中だそうです。
ライプツィヒの大学で博物館学を学んだとの事で、その広い見識が作品や仕事ぶりに広がりを持たせているのかな?と思います。

地元のメディアが工房に取材に来た折、38種類の言葉が書かれたカードをスタッフに見せその中から「大切にしていることは?」と質問したら、圧倒的に「喜び」という答えが多かったそう。
「作っているものに命を吹き込む喜び」「お客様に喜びをもたらすことが出来る事」など、古くからのスタッフも新しいスタッフも同じように感じながら働いています。
実際に工房にお邪魔した時、穏やかな和やかな様子で仕事に取り組むスタッフを見て、その居心地の良さが、この作品に繋がるのだなと確信しました。

2015年、工房設立25周年を機にロゴマーク、パッケージ、ウェブサイトをリニューアル。

2017年5月、次男フローリアンが新しいブランド「Florian FLADE」をスタート。
キャンドルスタンドや木のわっぱにイニシャルやサインをデザインし、唯一無二の作品にしています。

Kathrinchen Zimtstern

Bastian Backstein作、Gunter Springsguth 画の小さな天使の女の子が活躍する絵本「Kathrinchen Zimtstern」はエルツ山地の工芸品たちが大活躍するお話です。
現在までに2作出ており、2018年にはドレスデンでミュージカルとして上演され大ヒットしています。

フラーデは、このお話の中に出てくる主人公、好奇心いっぱいのクリスマスの天使Kathrinchen=カトリンちゃんの人形を作っています。(ちなみに煙だし人形のグリムバートさんは、ウォルフガング・ブラウン工房作)

Kirshbaumengel

1957年発表の父Helmut Fladeさんと母Trauteさんの作品「Kirshbaumengel=桜の木の天使」は、当時モダンなデザインで注目されました。
1957年から1987年の間、この天使はKWO社においてチーク材で作られていましたがその後、父Helmut Fladeさんの工房「Flade Design」で生産。材料も地元の桜の木を使うようになりました。
現在ではフラーデ工房で受け継がれ、数多くはありませんが作られています。
この天使が、フラーデの亜麻の髪の人形の出発点ではないかと思われます。

工房訪問の様子はこちら http://seiffen.blog5.fc2.com/blog-entry-826.html