ドイツ・ザイフェンの木のおもちゃ seiffen

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削り木・花 商品について

削り木

ザイフェンのおもちゃの中でも、とりわけ特徴的なものが削り木。
クリスマス時期にはツリーに見立て、他の時期は動物たちと合わせて自然の風景を作ります。
また、色々なタイプの削り木だけを組み合わせて、森を作って楽しんでいらっしゃる方も。

何と組み合わせても相性が良く、脇役にも主役にもなれる削り木の幅広い活躍ぶりに驚きです。
白木のままや緑色、金色に色付けしたもの、小鳥が止まっているもの、粉雪のように白い塗料が降りかかっているものなどちょっとアレンジしたものも出ています。

削り木は1850年頃のカタログに既に掲載されていましたが、1920年頃たくさん作られるようになってきました。

大きく分けて2種類のタイプがあり、材料には菩提樹が多く使われています。

シュパンバウム(Spanbaum)はあらかじめ細く加工した木材を、台にセットし枝の部分を一つ一つノミで手削りします。
全部削った後、枝を綺麗に整えます。
12cm位の大きなサイズのものもあり、ザイフェンのおもちゃ博物館の階段に飾られています。

対して、リンゲルバウム(Ringelbaum)は、ろくろで削り出すのであまり大きなサイズのものは出来ず18㎝位まで。シュパンバウムに比べ目が詰まっていて、枝ぶりも真っすぐだったり斜めに流れていたり。

2,3年前から登場しているスパイラルバウム(Spiralbaum)もシュパンバウムのアレンジだと思われ、工房のアイディア次第で新しいタイプもまだまだ生まれそう。
「木を削って木を作る」なんて、なかなかに素敵じゃない?と思います。

正確には、spanblumen削り花と言います。
このお花は85年前から作られています。
大きな電動ろくろで鉛筆のような細い木をぐるぐる回し、ノミを色々な角度であて削ります。削った根本は落とさずくっつけておいて最後まで来ると削った部分がカールして花びらになります。それぞれに色付けして出来上がり。

昔は何件かあったらしいお花を作る工房も、今専門で作っているのはライヒセンリング工房位になってしまいました。
ライヒセンリング工房の工房主ギータさん曰く「一個一個手作業なので、面倒がってあまり誰もやりたがらないの」だそう。